ピッタマ! 魂の音を聴け

回 文 と か 回 文 と か 、 あ と 備 忘 録 。

2017.10 « 123456789101112131415161718192021222324252627282930 » 2017.12

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2007年11月27日 午前11時

ねぇマスター
わたしのひとり言を聞いてよ

今朝飼い犬が死んだの
14歳の老犬
3日前から昏睡状態で
静かに息をひきとった
とくに苦しみもしなかったし
大往生よ

母が泣くの
可哀相に
でもあの子は苦しまずに死んだわ・・・
って鼻をすすりながらね

わたしにはわからない
その涙は何のためなのか

哀れみなのか
悲しみなのか
情の厚さなのか

死が可哀相なことなの

わたしのお腹の中の子が死んだとき
その子の為に誰が涙を流したの

喪失感が涙を流させるなら
そこに姿のなかった子供は
最初から無かったことにできるの


ねぇ
マスター

わたしはまだ
家族を 心のどこかで恨んでいるのよ

『真夜中の五分前 side-A』

side-A、side-B。二冊で物語の完結?

レコードのA面B面みたいな感じ。

side-Aに限って言えば、素晴らしい出来栄えの小説だと思う。
side-Aで完結してしまえばよかったのに。

序 趣味の話

多趣味である。
そういえば聞こえがいいが、とどのつまり、熱しやすく冷めやすい性格なのである。


ミステリ、文学、絵画、造形、手芸、音楽、etc・・・


そしてたどり着いたのは、どこへも行けない『器用貧乏』。


雑多な趣味(と呼べるほどのものでもない)の遍歴の中には、もちろん、今も細々と続けているものがある。
それらを埋もれさすのは、自分的にちょっと寂しいので、一人自慢することにしたのだった。

『チェルシー』 桜井亜美 2

死ぬしかない、と思う気持ちに共感できるか出来ないか。
その気持ちになったことがあっても、その気持ちを持っている時にしか、理解できない。不思議だ。

誰かと何かを共有しても、逃れられないほどの『死』は、たぶん確かに存在するのだろう。

私はそこには呑み込まれたくない。

『チェルシー』 桜井亜美

桜井亜美ははじめて読んだ。

初めて読んだ為、作品の系統を知らず、興味深く読んだ。

表現がイマイチしっくりとこないんだけど、登場人物の心の流れもしっくりこないんだけど、まぁ、興味深く読んだ。

あと2,3冊は読まないとなんとも言えないなぁ。

単行本(文庫版?)になるにあたり、エンディングを修正したとのこと。修正前のエンディングを読めば、桜井亜美が作品にこめた思いがもう少しわかるんだろうと思う。

『夏、19歳の肖像』 島田荘司

島田荘司の青春小説。まぁ暇だし、最近の島田荘司本はぶ厚いし、読んでみるか、と思い古本屋で購入。105円也。

書店で買っていたら、自己嫌悪に陥るだろう。ありがとうブックオフ。
島田荘司と言えば、トリックスター。本格ミステリ。ところがこれはどうだい! 導入部のドキドキは、ページが進むにつれ薄れていき、最後は「陳腐」とまで言える展開。これが直木賞にノミネートされたなんて信じられない。

「島田荘司」という冠が無ければ読まれない作品だろうと思う。

『砂漠で溺れるわけにはいかない』 ドン・ウィンズロウ

久々に創元推理文庫の棚を見た。ドン・ウィンズロウ!?
『砂漠で溺れるわけにはいかない』??
この物言いは、もしや・・・。大学生の頃から続きを待ちわびていた、ニール・ケアリーシリーズじゃないか!!

と、言うわけで、早速買いました。読みました。
相変わらず、言葉が皮肉たっぷりで、なのに嫌味じゃない。原文で読んだこと無いからはっきりとは言えないけど、たぶん訳者の東江一紀がすごく上手いんだ。
ストーリーも大切だけど、読んだときの語感やテンポ、ちょっとしたニュアンスも大切だからね。繊細なそれらをとても上手く日本語に替えている。
イギリスの古典等も是非彼に訳して欲しい。

ストーリーは、今までのニール・ケアリーシリーズにはちょっと劣るかな。
しかしハードボイルドになりきれない探偵ニールの、少し頼りない姿がありありと浮かぶ作品だった。本作品でシリーズが完結とのことだが、ニールとその子供(出来れば息子)の物語なんて読んでみたい。

もちろん東江一紀訳で。

『酒とバラの日々』 清水義範

清水義範は、高校時代に『国語入試問題必勝法』を読んで(タイトルにだまされた感あり。受験生だけに。)ツボにはまり、数冊読んだが、その後はすっかりご無沙汰していた。

古本屋で一冊105円だったので、久々に購入。それが『酒とバラの日々』である。

この清水義範という人、少々言葉がくどい。
いや、言葉がくどいというか、不経済。
同じことを何度も繰り返したり、より美しく簡潔な言葉があるのに、たどたどしく説明したりする。
解ってやってるんだとは思うけど。

療養期間中だからこそ読みきった作品。

『白夜行』 東野圭吾

会社の同僚から借りた『パラレルワールド・ラブストーリー』があまりにも詰まらなかったので、分厚い為に積読してあった本作品を読むことを決意。(これもまた別の友人からの借り物。すみません)。8時間かけて、けれど一気に読みました。


面白かった。
哀しかった。



まず、ストーリーに関して。

私にしては珍しく感情移入して読んだ。多くの人がそうであると思うが、感情移入の対象は亮司。
雪穂に関しては、最後の最後まで得体が知れず、それがまた彼女の背負った業を想像させて、哀しかった。(こんな人近くにいたら嫌だけどね。)



さて、構成に関して。

時間軸は亮司・雪穂11歳~30歳まで、順を追って流れている。
ここで上手いのが、この19年間の時間の流れを、何年何月、と言うふうに記述しないところ。実際に過去に起こった社会現象や事件・事故に関して、登場人物に語らせている。年号を言うよりこの方が読者の肌の感覚に近く、わかり易い。よくここまで構成を考えるな~。細かいな~。と感嘆せずにはいられないです。はい。



あんまり面白かったんで、TBSドラマのページも閲覧した。
随分と設定が変わっとるやないの。勿体無いような、これはこれでいいような。
個人的に原作の“笹垣”が好きなので、武田鉄也はミスキャストに見える。もう亡くなってしまったが、いかりや長介に演じて頂きたかった。
雪穂=綾瀬はるかのキャスティングも、声質が合ってないように感じる。

まぁ、門外漢が何言っても意味ないっすね。
それ程までにこだわりをもっちゃう作品だったってことです、はい。


東野圭吾の時代ごとの作風と作品の完成度は、ちょっとチェックしてみなくては。と思う。

«  | HOME |  »

触れた数

今までに
  人が魂に触れました。


現在
  人が魂に触れています。

PROFILE

Pの魂
(ピーノタマシイ)
出生、性別、没年不明

Pの魂

現在の時刻

こんな時間まで
当ブログにお付き合い頂き
ありがとうございます

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。